レジャーとしての、ダイエット

 

レジャーとしてのダイエット

 

空恐ろしいタイトルで、始めてしまった。

本気のダイエットしてる人、ごめんなさい。

でも、どう見ても、日本で流行っているダイエットの類は、レジャーとして行われているとしか思えない。

 

「レジャー」 暇つぶし、という意味合いで使っています。

 

健康上の理由などによって、本当に体重を減らす必要のある人は、いったん目標体重を獲得したら、そのあとは何度もリバウンドを繰り返したり、という悲惨なことは起こらないのではないか。

 

あくまで、個人的な意見だが、健康的に体重を落として、それを持続させるというのが目的であるならば、基本はひとつ、なのでは?

 

今までよりも、少なく食べる

    今までよりも、多く運動する

 

そうしたら、一か月に一キロ

そうしたら、半年で6キロ、減量できる

しかも、絶対にリバウンドしない。

 

言うまでもなく、極端な食事はNGよ。 なぜならば、極端なことは継続することが困難であるから。

ダイエットは一か月、2か月の短期決戦ではなく、数年数十年、そして、一生涯継続するものであるはずだから。

一生、林檎ばかり食しているわけにもいかない。いくのかな?  嗜好の問題ばかりではなくて、健康上、問題はないのかな。

 

或いは、断食、とか。極端なものは避けた方がいい。

 

健康を害してしまったら、回復するのにダイエットどころではなくなる。

若いうちは多少の無理をしても回復も早いのだが、30代、40代、になったら、悲惨である。

特に女子の方。中年以上は、健康こそが、美貌の第一条件 であると心得よ。

 

もしも、これから始めようとしているダイエットまたは食餌療法が、良識ある人からみて、変、に見えるかも、という自覚があったら、

勇気ある撤退をお勧め。または、その道の信頼に足る指導者の監督のもとで行うことだ。

誰が信頼に足るのかわからなければ、手を出さないことこそを推奨します。

 

ほとんどすべての食事療法はいわば仮説のようなもの。

本当にあなたにとって、安全で効果が保証されているかどうかは、誰にもわからない。

いつでも異常を感じたら潔く撤退できる、そんな健康な精神のもとで始めてほしい。

 

それには、まず、身体の違和感を違和感と察知できる繊細な五官の働き、が必至。

 

昨日よりも足が冷えているのじゃないか。

お腹がすうすうさみしい感じで冷たくなってきたのじゃないか。

前からこんなに、頭が重かったっけ?肩ってこんなに動かなかった?

 

そんな感じで、身体の違和感~異常に一刻も早く気付ける自分でいることよ。

それが、大事。気づけば、あとは、勇気ある撤退へと。

 

聞きかじりのマクロビオティックで、硬い玄米と、メープルシロップが山のように入ったマクロビスイーツで体を壊した人は、たくさんいる、らしい。(そうでない人もいます)

糖質制限ダイエットで、炭水化物を一切やめて、代わりにお腹いっぱいになるまで肉を食べ続けて、以前より体重が増えて、血液検査の数値が悪化した人もたくさんいる、らしい。(そうでない人もいます)

ヴィーガン(厳格な菜食主義 乳製品も魚も摂らない)生活を数年間続け、優しそうだけど、生気がなく弱々しく病気がちになった人も大勢いる、らしい。(そうでない人もいます。たぶん。)

 

いずれも、本人が望んでそうなったのであれば、全然OKでしょうが、

おそらく本人は、いずれも、単に、体重を落としたかったから、流行っていたから、セレブのあの人が実行していたから、

などという他愛のない理由でその食事療法を始めたはず。

(わざわざ不健康になりたい人はいない)

身体に異常というか、違和感が生じた時点で引き返せば、そこまで悪くなることもなかったはずなのだが。

 

副反応とか瞑眩とかいうのもありますな。

数日たっても改善の兆しがなければ、好転反応なのではなく、単なる、体調悪化ととらえた方が良いのではないか。

このあたりは、指導している人でも見極めが難しいので、自分の身体に聞いてみるのが一番と思う。

 

「これは好転反応、心配ないよ」と指導者に言われるがままに何年か経過し、

ふと気づくと、考えられないほど体が弱くなっていた、という人を知っている。

 

また、「好転反応だから経過するのを待つだけ」と言って、

どう考えても食餌療法の誤りなのに、

それを認めず不調を何年もそのままにしている指導者を知っている。

 

もっとすごいのもありますね。

 

水をたくさん飲む、林檎を好きなだけ食べる、バナナを一日何回も食べる、こんにゃくをたくさん食べる、パイナップルだけを食べる、etc…

 

極端なダイエットに走る人、または、ダイエットに失敗する人の心の在り方というものを考えてみると、

 

1 基礎知識の不足

・一気に勝負をつけてしまえば、以前の食習慣・生活習慣に戻ってもその体重を維持できると、思っている

・体重だけを減らす魔法の食事または食材、あるいは薬があると信じている

・なんとなく気分で流行りのもの、テレビでやっていたものに効力があると思い込んでいる

・無理な食事制限が健康に害を及ぼすことがあることを知らない

・仮に健康被害があったとしても、自分は大丈夫なはず、と根拠のない思いがある。

・または、焦眉の急であるところの体重さえ目標値になれば、多少の被害は全く問題ではない、なぜならばそのような被害からは数日で回復するだろうし、恒久的な悪さをしてくるものではないはずだから、という希望的観測

 

2 目的がはっきりしていない

・痩せた~い、というノリのあなた!

・友達がやっているので、なんとなく

 

3 (これは上記1、2とは趣が違うのだが)実は、自分がそれ(ダイエットに成功した暁に手に入る健康または、美貌)に値すると思っていない。

・一見、「痩せたいのよ~」と本気にみえる発言をするが、深層心理では実はダイエットが成功してしまうとまずい、と思っている。

成功してしまうと、ここまで便利に使ってきた言い訳が通用しなくなるために、ダイエットが必要な状態であり続けることが最重要なことなのだ。何よりもまずいのは、本人自身がこのことに気が付いていないこと。

故に、ダイエット成功、というタイミングで、   手を抜く。  体調を崩す。

・ひと時成功したとしても、潜在意識が、リバウンドするように働く。

・もしくは、妙なダイエットには片っ端から手を出すのに、

「地道に成功するダイエット」(少しだけ食べる量を減らし、少し余分に運動する)

これだけは、断固として行わない。

 

いずれにしても、食習慣、生活習慣を変えずしてのダイエットはあるわけがない。

ただ、どうしても三日坊主になりがちな私たち。本当にダイエットする気があるのであれば、適切な助言をしてくれる人をそばに置いてはどうか?

一気に勝負をかけて、10キロ、落としたはいいが、あっという間に15キロリバウンド、のパターンが多すぎ。

コーチを頼むとか。高額なパーソナルトレーナーにお任せする。などは選択肢としてはどうだろう。

お金はかかるにしても、成果は、ひとりぼっちで挑むのとはまるで違うはず。

 

しか~し、何よりかにより、健康に優る美容術はありません。

単なる暇つぶしでダイエットをやってたかも、とお気づきのあなた。

所詮、暇つぶしなので、極端なダイエットは3日坊主で終わらせて。

時間の無駄。たぶん。

 

きちんとした目的のあるあなた、

あなたこそ、健康な体、美しい体にふさわしい。

あとは、元気で輝かしい美貌を手に入れた自分を、

さくっと心の底から受け入れるだけ。

loveだよっ love!

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